ジャーナリズムの思想-原寿雄
自分は出版社、若しくは新聞社に就職したいと思っているので、たまたまブックオフで目についた岩波新書の『ジャーナリズムの思想』を買ってみた。
読んでみてジャーナリズムとは何であるか考えさせられた。
政治家に媚びるのはいけない、捜査に協力しすぎるのはいけない等々。
ジャーナリストは一般市民のモラルとは高い水準を保つことが必要。
ジャーナリストたるものは「非当事者原則」を守るべき。
日本における「不偏不党」の曖昧さ。
ジャーナリストはにとって愛国心あるナショナリズムはなくすべきだという考え。
偏向した報道はジャーナリズムではない、客観的報道の重要性を重視すべき。
しかし主観が入ることは避けられない。そこでどうまく主観と客観的報道を両立させていくかが大切である。
このように言いたいのではないかと感じた。
ジャーナリストとは非常に難しい立場なのだなと思う。
自分にとっての正義が(というより正義を求めるものじゃないという指摘が本文にあったような気がするが)本当に正しいのか自問自答して行かなくてはならない、スクープをとること人間としての道徳とのジレンマ、本当の「国益」とは何かと見分ける力の必要性。
これらのことが問われるというのは、やはり生半可な気持ちでは続けられないと思う。
社会を誘導、扇動しうる権力に携わると言うことの重大性を再認識した。
それでも自分は編集者、新聞記者になりたくてしょうがない。
自分の意見を発信する立場になりたい。
私はそのための努力は惜しまないつもりだ。
夢奇譚-アルトル・シュニッツラー
妻の性的な夢と想像に嫉妬した医者である主人公が、いっその事浮気してやれと思い立つがどれもうまくいかない。
もうどうでも良いと開き治り家に帰るのだが妻の顔を見ると泣き出して、昨夜の様々なことを語って仲直り。
館での出来事が一番のメインなのだろうか。
それにしてもよくわからない。
あの館では結局何が行われていたのか。主人公をかばった女は何者か。そして一番最初の仮面舞踏会での女の二人の意味。
明かされていない謎が多い気がする。
あと主人公の身勝手さが鼻についた。
それなりに面白い話ではあったが、格別というものではなかった。
