クラッシャージョウ連帯惑星ピザンの危機ー高千穂遙
スペースオペラは設定やキャラが大切だと思った。
この話に関してはストーリーは正直ありがちなものだと思う。
主人公のジョウがクーデターを起された国の王女を救出し、そのクーデターを起こした人物を倒しに行くというものだ。
レーザー銃の類やアートフラッシュという何だかよくわからないものが出てくるが登場人物に動きがあって面白い。
巨大な生物と戦ったり、鳥獣に襲われたり等々。ありがちだがハラハラさせられた。
なにかを学び取ると言ったような小説じゃないが、読んでいて面白いという点でこのシリーズが気になるところだ。
こころー夏目漱石
この作品を読んで行くうちに「私」の考え方に同意できる点が多い事に気付いた。
「先生」のような、多くの人とは何かしら違うところがありそうな人に惹かれると言うのは僕にもある。
実際のところ「私」が「先生」を慕っているように、僕には慕っている人はいない。でもそういう風なひとが現れて欲しいと常々思っている。
大学の教授のような人が良いのかも知れない。
僕の友人の一人は「先生」を教授の一人に見つけたようだ。それ以来何だか生き生きとしている気がする。
それが時にうらやましいと思う時があるから、大学の教授がいいと思うのかもしれない。
授業以外のあらゆることを話せて議論できる人が欲しい。でもそれは年上でかつ尊敬できる人でなければいけない。そして他人とは違うといった自惚を持っていて欲しい。
「先生」の「K」に対しての、接し方は納得できない点があった。
自分でも言及していたが素直に自分の気持ちを言うべきだったし、いささか被害妄想の気もの否めない。
けれど自分の気持ちを吐露したところで「K」は自殺せずに生きていたらみんなが幸せになれていたかというと、どうとも想像がつかない。
ただ「先生」の奥さんの八方美人さも自殺に関係がもつれたのに影響が有ったのはいうまでもないと思う。
「K」の自殺が恋によるものだけではなかったろうが、それに思い詰めていたのは明らかだ。
僕も自殺するほどに悩みたくはないが、思い詰めるほど人を好きになれたらと思う。
最近の僕は「先生」と同じで自分自身含め、人間が嫌いになっている。
